今になって原発テロ対策を強化するらしい。

asahi.comに「原発テロ対策強化へ=電源・冷却設備も防護―政府」って記事が載ってた。…てか、よく見たら、この記事は時事通信か。

政府は14日、首相官邸で「国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部」(本部長・藤村修官房長官)会合を開き、原子力発電所を標的としたテロ対策を強化する方針を決めた。東京電力福島第1原発事故を踏まえ、非常用電源や冷却用海水ポンプなどの防護策を講じる。今年度内に政令や省令を改正し、対策強化を事業者に義務付ける。

地震や津波で原発が壊れてみて、政府はやっと原発を狙ったテロのヤバさとその可能性に気がついたようだ。テロ対策を強化といっても、現状があまりにもお寒いことを鑑みると、しばらくはその脅威に晒され続けることにはなるんだろうと思う。

だいたい、2007年に泊原発でこんなことが起きていた。しかし、このことは、福島第一原発の事故以前には原発に関するニュースはさほど関心を集めないだろうから、意外と知られていないはずだ。調べてみたら、共同通信の記事が閲覧できた。「北電社長が「放火の認識」 建設中の泊原発3号機

泊原発は北海道電力の唯一の原子力発電所で、3号機は2009年に運転を開始した、加圧水型原子炉。2007年というと、3号機は建設中なわけで、その建設中の3号機で以下のようなことがあったようだ。

北海道泊村に建設中の泊原発3号機で4件の不審火が相次いでいる北海道電力の近藤龍夫社長は26日の記者会見で、「総合的に判断して放火の可能性が高いと考えている」と述べ、故意犯との認識を前提に対策を取っていることを明らかにした。  近藤社長は「多くの人間が工事にかかわっているが、統制するのがわれわれの責任。すきを与えないために、監視員の増員など再発防止策を強化した」と説明した

建設中の原発で不審火ってのは、マンションの建築現場で放火っていうのとは訳が違う。多くの作業員が出入りする、原発の建設現場で不審火を4件起こすことがが可能だったということは、運転後のメンテナンスなどで多くの作業員が出入りするような機会でも起こそうと思えばそれなりのことを起こせるくらいのセキュリティ体制でしかなかったのではないだろうか。

どうでもいいこと、かつゲームのやりすぎであることは自覚しているが、原発にRPG-7を何発持っていけばテロが成功するだろうか。原子炉建屋からふっ飛ばそうとするとそれなりに大変そうではあるけれど、例えば、非常用のディーゼル発電機と、外部電源の受電施設くらいなら簡単に吹っ飛ばせないだろうか。それだけで福島第一原発の事故は再演できるような気がしないでもないわけで、ぼんやりと、そんなことを考えてみると、背筋が寒くならないでもない。

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