高速道路を飛ばして、丸亀の土器川沿いの「一鶴」まで行ってきた。
ウワサによると「一鶴」は古い店の方が美味しいらしい。というわけで、高松のお店よりは丸亀方面のお店の方が美味しいことになるが、本店はクルマで行くと駐車場に止めづらいので、土器川店に行くことになった。
昼時の「一鶴」土器川店の店先には、数組のお客さんが待っていた。ほどなくして店内に案内された。改めて、広々とした店内は「一鶴」らしいなと思ったし、案内された畳の席も「一鶴」らしいとも思えた。
さて、メニューを眺めてみたら、おやどり、ひなどり、さらにおにぎり、とりめしのラインナップは代わらないけれど、おつまみ系のメニューはいくつか入れ替わっているようだ。そして、以前はサラダはなかったような気もする。老舗もメニューを入れ替えるんだな。
さて、最初に到着したのは、ビールの「ハーフ&ハーフ」。昼時のビールってなんでこんなに旨いんだろう。
「一鶴」のおつまみの定番の「かわ酢」はメニュー再編の波を生き残ったようだ。恐らくは、鶏を焼くために鶏の脂を取るためだろうけれど、カリカリに焼いた鶏の皮を三杯酢に漬けたもの。他にないおつまみで美味しい。これだけでビールを飲める。
次に、おや天。細かく切られたおや鶏の肉が入った、天ぷら。天ぷらといっても、すり身でできた香川の天ぷら。
加えて、牛すじ煮込み。こってりした味付けもまたビールにあう。
試しに頼んでみた、サラダ。フライドオニオン、細かく切られたベーコン、レタスといったシンプルなサラダ。こってりとした味付けのおつまみを食べてきたから、シンプルなサラダがかえって美味しい。
気持ちよく飲んで周りを見回してみると、家族が「一鶴」にランチを食べにきていて、お父さんは気持ちよくビールを飲み、子供たちが走り回っていた。これが正しい、香川県的昼飲みの光景だという気がする。
ぼんやり眺めていると、注文してあった「おや鶏」が到着。たっぷりの脂と、カリカリの皮。そして、否が応でも噛みしめないと食べられない固めの鶏肉は、深い味わいだった。さらにビール、ビール、ビール。完璧だなぁ。
おや鶏もそこそこに脂とおにぎり。この脂をおにぎりに染み込ませて食べるのは、「一鶴」での必要なシメ。このセットに加えてスープをすすれたら、いうことなし。
あと、鶏めし。同行者が頼んだものをちょっと貰った。キャベツを使って、おや鶏の脂を鳥めしにまぶしながら食べてもこれまた美味しい。
多少のほろ酔い気分になりながら、お腹いっぱいになって「一鶴」を後にしたが、やはり香川に立ち寄ることがあれば「一鶴」で一杯飲みながら、骨付鳥を楽しんで欲しいところ。
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