ひさびさにうどんの禁断症状が出たので(笑)、讃岐うどんを食べに行くことにした。禁断症状が出たときに、たまたま京成電鉄の駅の近くにいたこともあって、スカイツリーの下にある、東京ソラマチの中にある「うどん本陣 山田家」に寄ってみることにした。

とりあえず、エスカレーターを使ってソラマチの6Fに。休日のランチタイムの6Fはさすがに混んでいて、特に六厘舎の行列はかなりの長さになっていた。この長さの行列に並んで食べれば、だいたいのものは美味しく食べられるんじゃないかって気がしたけれど…。

奥の方にある山田家の前に到着してみると15人くらいが並んでいた。隣の回転寿司トリトンよりは少ないけれど、逆隣にあるお肉料理のお店の「スギモト」と同じくらい。…というのは後から気がついた。情けないことにぱっと見た印象でスギモト側の行列と山田家の行列か繋がっているように見えて、「うわー、山田家並んでるなぁ…」と見間違えてしまった。ちょっと遠い目になりながら行列の最後尾を探してみると、2軒の行列が繋がっているように見えただけだった。まぁ、うどんの行列はぱっと見で長くても、そんなに時間がかからないことは知っているので並ぶことにした。

行列に並びながら撮った看板

行列の前に進むにつれて、店頭でうどんを打っているブースの様子が見えた。まぁ、こういう感じは香川県のうどん屋さんだなという印象だ。

店頭からは、うどん打ちブースが見えた。

外国人の皆さんに交じって行列に並んで、おそらく20分くらいは並んだろうか。ようやく行列の先頭にたどり着いて席に案内してもらえた。レジではお土産用うどんを販売中。たしか、「水曜どうでしょう」の「四国八十八ヵ所II」で藤村ディレクターがごっそり買い込んだ山田家のうどんって、これだろうか。

レジにはお土産用のうどん

4人掛けのテーブルが多いけれど、店の奥の方に窓に向いているカウンター席が用意されていた。まぁ、6階からではあるけれど、墨田の下町が見えた。

カウンターからは墨田の下町の様子が。

さて。メニューを眺めていたら、ビールを発見。まずはビールを飲むか!

やっぱりビール

ビールを飲みながらメニューを眺めていたら、山田家では骨付鳥を楽しめるらしい。ビールとの相性は最高だし、これは間違いない。

残念ながら、骨付き鶏は16時から。

…ってことで、骨付き鶏を頼もうとしたら16時からの提供だった。まぁ、仕方ないので代わりに鶏皮ポン酢をお願いしてみた。あと、讃岐うどんのお店のアテとしては定番のおでん。

骨付き鶏の代わり…じゃないけど鶏皮ポン酢。

おでん盛り合わせ(大)

おでんの内容は、焼き豆腐、てんぷら、ゴボウ巻き、スジ肉、こんにゃく、たまご。まぁ、香川のおでんの具としては「天ぷら」が定番かな。まぁ、白身魚のすり身を成形して揚げたもの。さつま揚げといえば理解して貰えるような気がするけれど、さつま揚げほど濃い味付けにはなっていないような…。まぁ、揚げカマボコってところかな。これらのおでんダネをうどんのダシで煮込んでおでんに仕上げてあるわけで、マズいわけがない。それに、白味噌を使った味噌だれにネギというのがいい感じなぁ。これが香川スタイルのおでんの食べ方のような気がする。

香川の「てんぷら」

ビールと鶏皮ポン酢、おでんを平らげたあとは、今日の本題のうどん。水曜どうでしょう御用達の冷たい「ざるぶっかけ」にしようかと思ったけど、敢えて(暖かい)「釜ぶっかけ」に卵黄を追加してもらった。

釜ぶっかけうどんの卵黄付き。

水で締めてない、釜あげうどん状態のうどんを使っているのかと思いきや、うどんの麺の表面の様子からして、一度水で締めたうどんを温め直したゆだめうどんの状態のうどんが使われているようだった。そして、麺はちょっと太め。山田家の釜ぶっかけはネギ、大根おろし、レモン、しょうが、すりごま、天かすというトッピングの豊富さは楽しいなぁ。ぶっかけダシはダシも効いてるけど、醤油がきっちり入っている濃い味。なんとなく正しいぶっかけダシという気がする。うどんもさることながら、このダシも自宅で作るのは難しいんだよなぁ。

うどんは太め…な気がする。

おかげさまで、うどんの禁断症状はなんとかなった。禁断症状が出た際にはまた改めてお邪魔しようと思う。