カレンダー通りに休みを取ることができたら、10連休という大型連休になってしまう2019年のゴールデンウィーク。10連休分のやることを用意することができなかった私はゴールデンウィークの後半に桜木町まで飲みに行くことを思いついた。
京浜東北線で横浜駅に到着して、そのまま桜木町駅まで電車で行って改札を出た。横浜市営地下鉄のホームに向かって、途中から、ぴおシティの入り口に入っていった。ぴおシティの地下1階は昭和の雰囲気を色濃く残したたたずまいだった。
そして、地下2Fにも昭和の雰囲気は色濃く残っていたが、地下1Fと違ってところ狭しと居酒屋が営業していて、昼飲みを楽しむ紳士淑女の皆さんでごった返していた。
どのお店にしようか悩んで、地下2階を一周しようとしていたところ、地下2Fの端の方にある「中華酒場 風来坊」の提灯が目に入った。なんとなく「中華酒場」の四文字が気になったので「中華酒場 風来坊」で飲むことに決定!
「中華酒場 風来坊」はぴおシティの地下2Fにある居酒屋のいくつかと同じように立ち飲みスタイルだった。
先に飲んでる人達の動きを見た感じだと、キャッシュオンデリバリーのようだった。とりあえず、1000円を2枚ほど財布から引っ張り出して現金入れに入れつつ、飲み物メニューを一瞥して、大きいサイズのレモンサワーをお願いした。普通のサイズのサワーが250円で、大きいサイズにすると440円。きっと氷も増えるんだろうけれど、オーダーする回数は減らせるわけだし、なんとなくお得な気がする。
レモンサワーをちびちび飲みながら、メニューを眺めてみると、立ち飲み=簡単なアテで飲むって概念を遙かに超えたメニューの数が用意されていて驚いた。しかも、厨房の方を眺めてみると中華鍋の音と思しき音がしていたので、炒め物などはオーダーが入ってから作っているようだった。立ち呑み屋だからといって舐めてはいけないのかもしれない。というわけで、まずは冷製3種盛り合わせから。エビ、チャーシュー、蒸し鶏が1枚の皿に載って現れた。そして、お代はオーダーしたモノが届く度に決済されていった。
続いて到着したのは、「ゆで豚ニンニクソースがけ」と「蜂の巣ともやしのピリ辛炒め」。まぁ、値段が手頃な割には、ボリューム感があるので写真だともやしが多めに見えるのはしょうがない。ハチノスはちゃんとそこにいたことを記しておく。レモンサワーによく合うなぁ。そして、ゆで豚ニンニクソースのソースは「こりゃビールでしょ」っていうパンチのある味付け。
ビッグサイズのレモンサワーを飲んじゃったことだし、次に黒ラベル大瓶を頼んでみたが、大瓶なのに400円だった。そうか400円。ちょっとお高い店ならば、中生ジョッキの値段が、風来坊の大瓶よりも高い値段設定をしているだろうなぁと思うくらいには大瓶が安く提供されていた。
大瓶を追加した割にはアテが心許なかったので追加したのが「エビ焼売」。なんかどっしりとしてて存在感を感じる絵面のエビ焼売が提供された。さらに、いかとニンニクの芽を炒めたものも。なんというか、黒ラベルと中華料理の相性の良さはやばく、胃袋のキャパシティさえ問題にならなければ延々と飲み食いすることができそうだった。
エビ焼売をつまみながら横を眺めてみると、麻婆豆腐を頼んでいたお客さんがいた。どうやら、辛さも1,3,5,7倍から選べるようだったし、鉄鍋で提供されて熱々な状態で食べているのが美味しそうだった。胃のキャパシティーがもっとあったらなぁということが悔やまれる。そして、メニューにはラーメン、チャーハンもラインナップされており、ともすればシメまでも終わらせてお店を後に出来そうだった。
しかし、こういうイイ感じの居酒屋が近所にも欲しいなぁ…と思った。居酒屋激戦区みたいな場所にはいい居酒屋が多いってのは頷ける気がする。
追記:
後日、「中華酒場 風来坊」の別業態である「国民酒場 じぃえんとるまん」の蒲田店に行ってきました。
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