たまたま、お花茶屋駅の近くをぼんやりと散歩をしていたら、たまたま、気になるうどん屋さんを見つけたのでランチを食べることにした。
お店の名前は「讃岐手打ちうどん 庵治」。庵治というと、香川県高松市にある地名(高松市に合併される前は一つの町だった)なので、ご主人か誰かが庵治に縁があるんだろうか…とか思いながらネットでお店のことを調べてみると、Googleには閉業との情報が…。いやいや、営業してますやん(汗)
ちらっと覗いてみたら、店内は地元の人ばかりの印象。地元に根ざしたうどん屋さんって感じか。そして、店内はカウンターのみの12、13席くらい。カウンター席はほぼいっぱいだった。ちらっとメニューを眺めていると、いか天ざる、かしわ天ざるが並んでいて、高松の「はりや」っぽいのかなぁとも思ったが、メニューの数は多くて、いろんなうどんが楽しめるうどん屋さんであることはわかった。
頼んだのは、かしわ天ざるうどん。それに加えて、土日限定で用意されている鶏五目炊き込みご飯をオーダーしてみた。
カウンターから厨房の様子を眺めることができた。厨房では女性がてんぷらを揚げて、男性がうどんを茹でるスタイルで営業しているようだった。そして、先客の皆さんがオーダーしたと思しき、かき玉うどんなど、いろんなメニューをテキパキと用意されていた。
どうやら、釜揚げうどん、冷たいうどんは13分から20分かかると書かれている貼り紙が貼られていたけれど、昼時、お客さんが多い時は常時うどんを茹でているようなので、状況によっては貼り紙どおりの時間より早く提供されることもあるようだ。という訳で、さくっと提供された。
なかなかいい感じのビジュアルだなぁ。ざるうどんのつけダシの器の上に、ネギやすりごま、しょうがの薬味の皿が乗ってるのも香川県のうどん屋さんで見かけるスタイル。
まずはざるうどんから。ざるに乗ってるうどんは、強烈なコシがあるわけじゃない、優しいうどん。個人的にはもう少しコシが欲しい気もするが、結局、関東でコシのあるうどんとなると、茹でが足りない固いうどんになりがちなので、固いうどんよりはぜんぜんいい気がする。茹でて時間が経ってないうどんはやはり美味しい。茹でて時間が経ってないうどんはやっぱりおいしいなぁ。麺の太さとしては、多少、太めかなぁという印象。
ざるうどんのダシは、しっかりダシが効いていて、香川のうどん屋さんで味わったことがあるなぁと思えるもの。久々の讃岐スタイルだなぁ。
さて、とり天はしっかり下味が付けられたもの。生姜の風味が効いていて、やはり、揚げたては美味しい。そして、うどんダシに浸して食べてみるのもまた美味しい。
土日限定の鶏五目炊き込みご飯は、鶏そぼろがたっぷりだし、大きめの竹の子やしめじが嬉しい。濃いめの味付けだけど、気が付いたらワシワシと食べていた。満足度が高いサイドメニューだった。
一通り食べ終えて、机の上にトッピング情報が置かれていることに気が付いた。うどんに自由にトッピングを追加できるのも讃岐スタイルと言えるかもしれない。あ、トッピングのわかめが鳴門産ってのもなかなか憎いなぁ(笑)
ふと、香川県のロードサイドのうどん屋さんにふらっと入ったようなうどん屋さんだった。近所にあったら通うのになぁ…いやはや。
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