ふと、家系ラーメンを食べたくなって、JRを乗り継いで「千葉家」までラーメンを食べに行ってきた。


とりあえず、JRで都賀駅まで。千葉都市モノレールに乗ろうかとも思ったけど、なんとなく散歩がてら歩いていくことにした。「千葉家」のお店の前に到着することができたのは、日曜日の13時頃。

いそいそと行列の最後尾に並んでから、なんとなく数えてみたが、お店の外に20人近く並んでいた。黄色いテント地に「千葉家」の文字。黄色いテント地というと、ラーメン二郎を思い出しちゃうなぁ…とどうでもいいことを考えながらぼんやりしていた。

千葉家の行列。

千葉家の行列。

徐々に行列を前に進みながら、店内の様子が見えた。店内はカウンターのみ。厨房は広めで、L字型カウンターにお客さんが並んでいた。行列に並んでいる人もそうだったが、年配の皆さんや家族連れなど、いわゆるラーメン好きな層とされていない人たちが他のラーメン屋さんよりも多い印象を受けた。

千葉家の店頭。

千葉家の店頭。

千葉家の看板

千葉家の看板

店内はカウンターのみ。

店内はカウンターのみ。

店内を覗いて分かったのは、味の濃いめ、薄め、麺の硬さ、油の量を調整可能なのは他の家系ラーメンと同じ。そして、大中小のサイズに加えて、味付けたまご、チャーシュー、ほうれん草、もやし、ワカメ、コーン、海苔のトッピングを選べるようだった。あと、ライス、半ライスを選べる。

どんなオーダーにしようか考えていたら、女性の店員さん(ご夫婦で経営されているとしたら奥さんだろうな)からオーダーを聞かれた。ラーメン中の麺固めに、ほうれん草とチャーシューをトッピングで…と伝えた後で、店員さんがメモを持ってないことに気づいた。なかなか驚異的なことだが、レジを打つときもメモらしきものを見ていなかったので、行列の先の方とカウンターで食べている人たちのオーダーをすべて記憶しているということだろう。

そして、並び始めてから1時間程度は経った頃、席に付くことができた。

厨房を眺めてみると、厨房がとてもキレイであることがわかった。床もキレイだし、食洗機の外側も汚れが付いてないようだった。オーダーをメモらない件も踏まえて、とてもストイックかつプロフェッショナルな印象だった。

テーブルの上にはいくつかの味変アイテム。しょうがやにんにくに加えて、豆板醤。この辺はオーソドックスだろうか。

味変アイテム。

味変アイテム。

もとい。ラーメンの到着の前にトッピングのほうれん草が提供された。ラーメンに乗せるのではなく、別の皿での提供だった。

追加のほうれん草

追加のほうれん草

さて、ラーメン到着。一口、スープをすすってみると、クリーミーで、臭みのないスープだった。丁寧に作られている印象で、上品さすら漂っているような気がする。スープ皿に注いで、スープ用のスプーンを添えてもなかなかいいんじゃないだろうか。しかし、年配の方や家族連れが多いのも肯ける。生姜とも相性がよく、きっとライスと合わせても美味しいだろうなぁ。

ラーメン中盛り。チャーシュー追加。

ラーメン中盛り。チャーシュー追加(海苔の下にもチャーシューいます)

行列に並んでいる時に、店の外に家系定番の酒井製麺の麺箱があったから、使っているのは酒井製麺の麺であることは確かそうだ。個人的には、スープの印象が強くて、思わず、麺が負けてるような気さえした。

定番の酒井製麺の麺。

定番の酒井製麺の麺。

チャーシューはおそらくモモ肉だろうか。トッピングとしてチャーシューを追加すると、実にチャーシューたっぷり状態。幸せだ。

チャーシュー。たぶんもも肉。

チャーシュー。たぶんもも肉。

最寄りの駅から離れている家系ラーメンのお店ではあったが、食べに行く価値があるお店だな、と。そして、それは家族連れや年配の皆さんが行列に並んでいて、老若男女に愛されていることからも分かるんじゃないかと思う。