福岡県を中心に、九州や中国地方にお店を展開している、「ウエスト」。中華料理や焼肉といった業態も展開しているようだが、やはりうどんを提供する業態が多いようだ。

Webを見た感じでは、関東あたりにもお店を展開していて…って感じではあるが、実際は千葉県内への出店が中心で八千代、鎌ヶ谷とか成田とか…。どっちかというと、幹線道路のロードサイドにお店を展開しているようで。

私はうどん好きなので、以前から福岡うどんは気になっていたものの…福岡に出向く機会もなく、はてさてどうしたものかと思っていたら、ウチからそんなに遠くないところに「ウエスト」があることに気がついて鎌ヶ谷の「ウエスト」に行ってきた。

とりあえず、船橋まで行って、東武野田線…じゃなかったアーバンパークラインで鎌ヶ谷駅まで。

東武の鎌ヶ谷駅

鎌ヶ谷駅を出て、駅の脇を走っている、県道8号線(船橋我孫子線)を、ちょっと歩いて新鎌ケ谷方面に行くとこんな看板が見えてくる。福岡うどんがウリのはずなのに、「生そば」も並記されてるな。

ウエストの看板

なんとなくチェーン店っぽい外観。

ウエストの外観

店内もやっぱりチェーン店っぽい。カウンター席にテーブル席、小上がりもあった。店員さんはみんなおばちゃんで、なんか気合いの入ってる感じがしたのだが…なかなか興味深い。カウンター席に座って、メニューを眺めてみた。うどんやそばの店ではあるが、居酒屋メニューが意外に充実している感じだった。訪れたのは夕方で、居酒屋メニューは夕方以降に利用可能になるみたいなので、居酒屋メニューの提供を控えて、おばちゃん達も気合いが入っていたんだろうか。

意外と多い居酒屋メニュー

とりあえず、福岡うどんを…と思ったが、なぜか居酒屋メニューの中の「もつ鍋」が気になった。2人前からの注文ってことではあるが、1人前300円。…1人前300円、2人前600円である。もつ鍋ってこんなに安かったっけ…?。うどんが気になってたことを忘れて、「えーと、とりあえず、もつ鍋を2人前。あと、とり天と揚げ茄子と…ツブ貝ポン酢」とオーダー。

もつ鍋はなんと1人前300円

店内には、サントリーのものと思しきハイボールのポスターもちらっと見えたけど、出てきたのはDewar’sを使ったハイボール。ってことは、ウエストのビールはサッポロってことかな。

ハイボールはDewar’s

厨房ではおばちゃん達がキビキビと料理を作っている様子が見えた。大きな釜ではうどんやそばを茹でていたが、作り方がなかなか面白かった。というのも、讃岐うどんを思い出してみると、うどんは記事を伸ばして包丁や機会で切って麺にするわけだけど、「ウエスト」では1人前のうどん生地をまるめて、釜の上に設置してある機械に入れて、小さな穴の開いた筒から釜に押し出していた。切らないうどん。なかなか新鮮だ。

そんな厨房の様子を眺めていたら、おつまみがぱぱっと到着。

とり天

揚げ茄子

つぶ貝ポン酢

そして、もつ鍋の登場。もつ鍋ってどういう状態で提供されるか不安だったけど、普通のもつ鍋。いや、これが600円って異常に安いような気がする。鍋のスープはおそらくうどんだし。いやー、旨い。ごぼうの風味がいいなぁ。

もつ鍋2人前

まぁ、もつがたっぷりって感じではないけれど、でも、もつや野菜を追加で注文できるから、たっぷり食べたいときにも対応できるってことで、びしっと追加注文。

追加の野菜

追加のもつ

そういえば、うどんを食べに来たのに、うどんを食べてないなーってことで、もつ鍋用のオプションである「うどん」を追加。もともと、うどんだしで、そこにもつやうどんの風味が加わって、かなりおいしい。いやはや、気合を入れてかなり食べてしまった…。

オプションとしてのうどん

うどんを投入

もつ鍋の後のうどん

いかにも美味しそうなスープ

電車を乗り換えて鎌ヶ谷まで来るのが多少面倒ではあるけれど、「ウエスト」のコストパフォーマンスの高さはかなりのものがあるし、また「ウエスト」まで出かけることにしよう。

追記:
この後で、改めて、ウエストのうどんを食べに行ってきました。

dancyu(ダンチュウ) 2019年3月号「日本酒2019」
プレジデント社 (2019-02-06)