ふらっと大船までやってきた。せっかくなので気になるピールスタンドでビールを飲むことにした。

お店の名前は「ビールスタンド ミナト」。大船駅のほど近く、ラーメン屋さんなどの飲食店が集まってる建物の入り口近くにあった。数人も立てば一杯になってしまいそうな、コンパクトなお店には特徴的なビールサーバーが4つ並んでいた。

ビールスタンド ミナトの外観

ビールスタンド ミナトの外観

ビールスタンド ミナトの外観 その2

ビールスタンド ミナトの外観 その2

メニューを眺めてみると、用意されている飲みものはナショナルブランドのビールが4種類。後は2種類のソフドリンクのみ。まさに、ビールを飲むために訪れる場所ということだろう。

訪れた時に用意されていたのは、サントリーのモルツ、キリンのラガー、サッポロの黒ラベル、アサヒのマルエフ。多少、マルエフは珍しいような気がするものの、よく見かけるビールであるような気がする。

メニューの裏を眺めてみると、一度注ぎ、二度つぎ、三度注ぎの3種類に加えて、それぞれ、ビールの泡を入れ替えたものが3種類。そして、グラスに泡を注ぐ注ぎ方であるミルコ(チェコのビールの飲み方だったかな)の計7種類の注ぎ方が選べるようだった。

メニューの表

メニューの表

メニューの裏

メニューの裏

とりあえず、一杯目はサントリーのモルツをOFUNA注ぎ(一度注ぎの泡換バージョン)でお願いしてみた。

目の前でビールが注がれるのはなかなか興味深い。

ビアタンブラーは冷蔵庫ではなく、氷水で冷やしてあって、 オーダーが入ると氷水を別のビアタンブラーに移されような仕組みだった。確か、某ビアホールでもビールを注ぐ前に冷水でグラスの表面を洗ってたっけ…。イイ感じに泡を作るためにはグラスの表面が濡れていた方がいいんだろうか。

こちらのお店ではビールは丁寧に注がれており、特にOFUNA注ぎでお願いしたせいか、店主がビールをぐっと注いで、ビアタンブラーにできた荒い泡をかきだしつつ、グラスを氷水で冷やしながら残りを注いでくれた。実にキレイな泡ができていた。さすがビール専門店。ただの立ち呑み屋ではここまでのビールは出てこないだろうなぁ。

きれいな泡のビール

きれいな泡のビール

よく冷えているけど、キンキンというほどは冷えていないモルツののどごしはイイ感じ。多くの居酒屋で飲むビールは”とりあえず…感”が漂っていて、敢えてビールを頼んだって印象が薄く、必然的にビールの印象も薄く、美味しいなと思う機会は少なかった。でも、「ビールスタンド ミナト」のビールは久々にビールって美味しいなぁと思えた。

飲み進めていくと、ビアタンブラーに泡の輪が残っていた。これがいわゆるエンジェルリングってやつだろうか。サーバーとグラスをキレイにしてあって、しかも、上手な注ぎ方でビールを注がないとできないらしい。美味しいビールを提供しているお店の証明のようなものだろうか。

飲み進めていくとグラスにいくつもの輪ができていた

飲み進めていくとグラスにいくつもの輪ができていた

この後、注ぎ方を変えつつ2杯くらいビールをいただいて「ビールスタンド ミナト」を後にした。大船はちょっと遠いけれど、近くまで来たらビールを飲みに来るのはアリだなぁ。